2013.05.26

井筒八ッ橋本舗 嵐山駅店

カテゴリー Works

izutsu_arashiyama
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竣工
2013 May
用途
Shop
所在地
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町
 
京福電気鉄道嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア内
工事種別
内装工事
施主
井筒八ッ橋本舗
監修
辻村久信デザイン事務所+moonbalance
設計
西山 徹デザイン事務所 / 西山 徹
施工
平安建設工業
撮影
下村写真事務所 / 下村 康典

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2013.04.05

hair room Raf

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竣工
2013 April
用途
Hair salon
所在地
大阪府交野市私部2丁目14-3-1
工事種別
新築工事
施主
山本 直之
設計
西山 徹デザイン事務所 / 西山 徹
建築設計
永田 清水 建築・デザイン研究所
施工
アプト
撮影
下村写真事務所 / 下村 康典

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2013.03.18

hair room Raf -光のディテール-

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去年着工した美容室の竣工が近づいてきました。


この店舗を設計するにあたりクライアントの一番の要望は、
軒が深く片面が大きい象徴的な切妻屋根だった。

建築地は住宅街。
人通りも少なく夜になれば真っ暗になるこの場所は店舗をするにあたり、
集客面では立地が良いとは言えず負の条件ばかりが目立つが、
逆に美しいモノを造れば、繁華街の中の1店舗に比べ何倍もの視認性が得られるのではないか。
建築そのものが広告塔となり新規顧客を掴む事を考えた。

この住宅街の灯りは、基本的に各住宅の窓からの灯りと数本の街灯で構成されている。
多くの店舗の様に強弱をつけた外部からの照明当て込みはこの環境に対し乱雑で、
敢えて外部から建築物を照らす照明は設けず、店内の灯りを外へ溢れ出す計画とした。

その面積を大きくする事により店舗の存在を認知させると共に、
真っ暗な町をやさしく照らす”道行灯”の役割を担い、環境に調和させている。

軒が深い建築デザインは、正面が暗がりで影が出来る。
そこで屋根と切り離した壁に、天井へ向けてアッパー照明を仕込み、
空間を柔らかく包み込むと同時に、その開口部から白天井のリフレクションで外へ溢れ出す。
これが軒の影を消し、屋根を浮かび上がらせ、その浮遊感が幻想的な演出となっている。

クライアントからの一番の要望である「軒が深く片面が大きい象徴的な切妻屋根」は
この照明計画にとってこの上ない提案であった。

これは軒先の断面。
先ずアッパー照明の設置は、カットオフが出ないよう照明の球を少し壁のラインより上げる。
もちろん球が見えるのは良くないので、人のアイレベルからの目線の角度と照明を仕込む壁の出隅のライン、
ガラスの映り込みを検証する。
次に軒裏の角度を軒先は緩やかにする事により、光のリフレクション効果を外壁上部に集め
光だまが強くなり、より一層、屋根の浮遊感を増す。
また、この軒先の形状は外部地面へ届く光の範囲を広げる効果も併せ持っている。

照明に限らず、この店舗設計には数々のディテールをちりばめている。
プレゼンの段階でそれを伝え、理解して頂く事は非常に難しい。

インテリアデザイナーとして、クライアントの想いをカタチにする事は当然として、
このディテール一つ一つの積み重ねで出来る空気感は、ある意味クライアントから委ねられた
設計者にとって一番大切な事ではないかと思うのです。

 

西山 徹 / Tohru NISHIYAMA



2012.11.16

BLACK & WHITE

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haze
haze
haze
haze
haze
haze
竣工
2012 November
用途
Office
所在地
京都府京都市上京区釜座通丸太町上ル夷川町
工事種別
内装工事
設計
西山 徹デザイン事務所 / 西山 徹
施工
キクスイ
撮影
Nacasa & Partners / 繁田 諭

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2012.11.05

交野市美容室

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設計させて頂いている交野市(大阪)の美容室が着工しました。

クライアントと初めてお会いしたのは、ちょうど1年ほど前です。
今回は建築からの案件ですが、我々インテリアデザイナーにとって初回打合せから着工まで1年は稀にみる長さです。

建物としても木造平屋なので、商業空間としては建築家からしても長く感じるのではないでしょうか。

デザイナーといえば、周りからみると華やかな職業に思われるかもしれません。
しかし、「ここが丸、三角、四角・・・」などデザインしている時間は仕事の1割ほどかもしれません。

この物件はまさにそれを証明するかのように、デザイン以外の部分で多くの壁がありました。

インテリアデザインはアートではありません。

完成された空間には人ありきで、それまでの過程でも多くの人が関わる以上、
デザイナーである前に一人の社会人であることが必要です。

デザインについて。

住宅街に造られるこの建物は、デザイナーと呼ばれる人が設計をすればどんなデザインでも目立つだろう。

美容室は、「ステータスの提供」の場である。
自分を磨く事を目的とした需要者にとって、その空間は常に時代の最先端であるべきかもしれない。

しかし、交野という街に耳を傾けてみる。

昔から足を運んで頂いている方々が、今までと同じようにリラックスでき、
且つ、普遍の中に新しさを感じられる。

今、交野という街に馴染んでなくてはならない。
且つ、数十年後、色褪せてはいけない。

都会に憧れる地元の若者が、踏みとどまるように、
自慢の場所になるように。

その一つ一つの積み重ねが、交野の未来に繋がるように。
ココから始まったと言われるように。

交野市だからこそ出来るデザイン。
今、交野市でするべきデザイン。

そういった意味で、竣工後の世間の評価が楽しみなのです。

 

西山 徹 / Tohru NISHIYAMA



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