一歩足を踏み入れた瞬間に空気が変わる空間がありました。

僕がこの仕事を目指すきっかけとなった瞬間です。

それは、五感で感じる空間の床壁天井の意匠、流れている音楽、カウンターの無垢材に触れた手触り、提供されたモノの味や、その場の匂いだけで感じとれた感覚でしょうか。
この仕事に就く前は、インテリアデザインとはそれが全てだと思っていました。

師に学び、初めて気がつきました。

上記はもとより、照明のリフレクションや影、必要不可欠な空調などの設備の納め方、一般の方が見ても気がつかない、空間を構成する全ての細かいディテール一つ一つの積み重ねこそが人を感動させその本質に一番に届くのではないかと。

僕が感じたような、デザインの力が一瞬で伝わる空間を目指しています。